こんにちは。アンバサダーの id:masayuki14 です。
前回に引き続き今回も参加してきました。
前回のレポートはこちら
Cloud Native Kansai #1 に参加しました - スプーキーズのちょっとTech。
その後、雑誌のk8s特集などを読んだりして、以前よりは理解が深まったもののまだ動かすまでには至ってないので、今後も引き続き取り組んでいきます。
前半には Cloud Native プロフェッショナルな発表が続き、後半のLTタイムでは〇〇やってみた系の話もあったので前回に比べバリエーションに富んだ内容でした。後半の発表は未経験の身からすると次のステップをイメージしやすいいい内容だったと思います。
1. Kubernetes and Cloud Native Products
前回参加できなかったことのお詫びから始まり、CyberAgentの紹介を経て本題に入りました。ラズパイで組まれたクラスタってカッコイイですね! CNCF( Cloud Native Computing Foundation )とは何か、であったりCloud Native とはどういうものか、ということが今回も解説されました。 k8sを利用するにあたり、その背景にある思想がどういうものかを理解することが重要だということがわかります。
また、「Manifestが変更されたとき何が起こっているのか」を題材にしたControl Loopの話は玄人向けという感じで、つよい人になればk8sをOSのようにしてその上で自由に動き回れるのか、という輝かしい未来が想像できました。
むやみに社内ツールを作ろうとする人には それGoogle (が作っているOSS) に勝てるの? というパワーワードで立ち向かいましょう。
2. 30分でわかる Google Kubernetes Engine
残念ながら資料はありませんでした。
Googleのサービスはほとんどすべてがコンテナで動いていて1週間で40億のコンテナが起動されているようです。すごい。 そもそもk8sはGoogleで使われていた独自のクラスタ管理システム Borg がベースになっています。 GoogleとLinuxFoundationが共同でCNCFを設立した時にOSSとして公開しk8sとなり、今でも多くの開発エンジニアが参画しているようです。
引き続きGKEの紹介となりました。先の話も含めマネージドk8sを使う場合はGKEを使うのがよさそう、っていう印象を受けました。
一番驚いたのが、Google Cloud Load Balancer を使えば単一IPで世界で一番近い場所で動くというものでした。Googleすっげー。そして大阪リージョンも年内にリリース予定とのこと。
3. Webアプリ開発向け ゆるふわDocker使いがCloud Naive開発に必要なetc.
メインのセッションの中では一番現場に近い話をされていたと思います。
k8sを使うってことは組織を変えるくらいの覚悟が必要だぞ、と。流行ってるっぽいからやってみよぜ!っていうのは止めろ、ということのようです。 システムの設計やデザインがそもそもCloudNativeを実現するための状態になっていないとk8sを導入することすら難しそうでした。 やはりCloudNativeの思想を理解し、そのロードマップに沿った形でシステムを作っていき、その先に覚悟を持ってk8sを導入しましょうというのが失敗のない手順なんだと思います。
発表された やっさん(@yassan168) さんは京都の方のようで、次の [京都] テクテクテック #8 サーバ監視や負荷テストどうやってるの? - connpass にも参加されるようなので、その時にでもお話したいと思います。楽しみが増えた。
4. Datadog ここ掘れワンワン 春の陣
とりあえず1番かっこよかったです。可視化ってやはり大事だし、だからこそ見えてくるものがある、というのが伝わってきました。
ServiceMap素敵。#Datadog #CNJP pic.twitter.com/0oemx6aywU
— MasayaAoyama(青山 真也) (@amsy810) March 15, 2019
コンテナ時代の監視はどうなるか、 cattle, not pets ペットではなく家畜のように扱うというのが1つの答えのようです。気になる方は14日間のトライアルを試してみましょう!とりあえずインストールすれば勝手にいろんなデータを集めて可視化してくれます。
[LT] 1. DockerからKubernetesへのシフト
個人的には一番ささった、というか知りたい部分の内容でした。Dockerは使ってるけど、そこからどうやってk8sに移っていったらいいんだろうという疑問を持っていたので Compose on Kubernetes を早速試してみたいと思います。
あら、わたしの端末にも。
[LT] 2. VUIエンジニアが考えるVUIでKuberenetes
こんなことってありますよね。
- デプロイ後にお使いを頼まれて、お使い中に状態を確認したい
- 料理中にふと、ポッドの数を増やしたい
いやー、ほんとあるあるですよ。こんなときはこれ!
kubectl scaleもしてみた#cnjp #K8s #vui #alexa #スマートスピーカー pic.twitter.com/Ml55tfsFzC
— Takuya Kanatani / 金谷拓哉 (@torisankanasan) March 15, 2019
すばらしい!!
[LT] 3. DockerからKubernetesへのシフト
そして最後はこちら。楽しみながら開発して守備範囲を広げていくってのはエンジニアにとって大事だなあと思います。
まとめ
前回に引き続きMOTEXさんの広い会場で盛りだくさんの内容の勉強会でした。 Compose on Kubernetes を試しつつGKEあたりを使ってプロダクトリリースを夏までにやりたい、そう誓った早春の夜でした。
その他のブログなど
LT3 の発表をされた id:kenfdev さんのブログで紹介されています。 kenfdev.hateblo.jp