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WebVRはVRの主流になりうるか

こんにちは、モリタです。

VR業界の動きが気になって仕方がないのですが、最近はWebVRに注目しています !

WebVRという言葉をあまり聞いたことがいない人もいるかと思うので軽く説明すると、OculusRiftやHTCViveなどのヘッドセットをwebブラウザ上で動かそうという試みです。
ヘッドセットを扱うためのAPIが提供され、 JavaScriptからヘッドセットを操作することができます。ただ、現状はchromeのwebVR開発用ビルド版とFirefox Nightlyでのみサポートされているようです。
実際にFirefox NightlyでHTCViveを動かしてみましたが、まれにブラウザが落ちたりヘッドセットの動きと表示にタイムラグが発生することがある(ネイティブアプリではラグが発生することはないのでPCのスペックの問題ではなさそう)などまだ開発中という印象はありました。


f:id:moritanian:20170628160324j:plain 写真右がHTCVive, 右がモバイルVR用ヘッドセット

WebVRフレームワーク

mozillaのA-frame や、facebookのReactVR など、WebVR用の様々なフレームワークも登場しています。それらのほとんどで3Dライブラリのthree.jsが利用されており、three.jsはWebVRのビュー部分のスタンダードのようです。

aframe.io

facebook.github.io


モバイルVR

f:id:moritanian:20170628155846j:plain モバイルVRでは、レンズのついたモバイルVR用のヘッドセットにスマホ端末を入れて使います。端末には左右に画面分割し視差を設けた動画を表示するだけでよいので通常のブラウザだけで動かすことができます。
googleはモバイルVRの分野で低価格のcardBoardやVRプラットフォームのdaydream を発表しています。
googleのChromeExperimentsForVertualReality のページではスマホVRに対応したコンテンツを見ることができます。 vr.chromeexperiments.com

モバイルVRを試してみた

スマホVRでは端末に搭載されている加速度センサと磁気センサから姿勢を求めることで頭の動きに合わせて画面をうごかしています。
実際にスマホ用のヘッドセットを被ってみたのですが、うまく頭の動きに合わせて画面が動きません。スマホ用のヘッドセットから端末を外して端末単体を傾けると正しく動いていました。どうやらスマホ用ヘッドセットに金属か磁石がふくまれているからのようです。ダンボール製のcardBoardなどでは問題がおこらないと思いますがみなさんもご注意ください!


モバイルVRガジェット

  • DayDreamVR : DayDreamに対応したモバイルVRヘッドセットです。cardBoardとは違いファブリック素材でできており、従来のものよりも快適な体験ができるとのことです。専用のコントローラが付属します。日本では発売が決まっていない模様。 madeby.google.com

  • ZenFoneAR : こちらは Google Tango(AR(拡張現実)のgoogleプラットフォーム)とGoogle DayDreamの両方に対応した世界初の端末です。日本では今年の夏発売とアナウンスされていたのですが、ついに6月23日に発売開始されたようです。(欲しい!) www.asus.com

WebVR の今後

WebVRのメリットはurlだけでコンテンツを共有でき、アプリのインストールが不要であることが挙げられるでしょう。 開発者側にとってもクロスプラットフォームであることやアプリ審査が不要であることは大きいのではないでしょうか。
ネイティブと比較して速度の問題などまだまだ課題はあると思いますがwebAssemblyやProgressiveWebAppsなど様々な試みもあり今後解決されていくのではと思います。お手軽に体験できるという意味でWebVRはモバイルプラットフォームと相性がいいのではと思っているので今後WebVRが盛り上がっていくことを期待しています!!